お店について

融資について

先日、融資について質問があったので久しぶりに記事にしてみたいと思います。参考までに過去記事リンクも貼っておきますね。過去記事でも似たような内容になっていますが今回の記事は、お金を借りるという考え方についてです。

(資金)借りると幅が広がるけれど・・・

自分で何かをやろうとしてる人にとって重要な資金、つまり、お金があれば仕入れと販売幅が広がるので売上げが上がる可能性が出てきます。

この考えは正しいと思います。

問題はその先

仕入れを増やせば売上げが上がる のは簡単に考え過ぎです。

どうやって上がるか?その仕組みが重要です。

例えば、10個の商品が10日で完売したとして、15個なら何日で売れるのか?20個なら何日で売れるのか?検証してみること。スムーズに売れるなら商品数や種類を増やすチャンスです。

ところが、はじめは好調だったけど、そのあとはペースが落ちた というなら現状維持で様子見してもいいと思います。商品数を増やす必要がないということです。それよりも、多くのお客さんに見てもらえる工夫やアイデアが先です。

多く見てもらうためのアイデアとは、宣伝だったり、見やすさや注文のしやすさ、対応とかアフターサービスとかです。実店舗なら看板の見直しや商品配置、ネットショップならサイトの見やすさ、パソコンとスマホでどう違うのか?どんな検索で店舗や商品が見つかるのか?

身近な友人や家族親族に協力してもらって、素直な意見を聞いてみるのもいいですね。利害関係がないので、あなたのため、お店のため、売上のための助言をしてくれるでしょう。

今書いたことは、あなたの実績として記録しましょう。お客さんが来る時間帯や曜日、売れた時間帯や天候など、数週間~1・2か月でもいいでしょう。長ければもっといいと思います。

実績が必要な理由とは

お金を借りる時に判断する基準の1つが「実績」とか「経験」です。紙に書いた予測や理想は誰でもできます。でも、そこに数週間~1・2か月の実績やレポートがあれば、紙に書いた数字が現実味を帯びてきます。

例えば、ネットショップのサイトをSNSで宣伝した結果、10日で10個売れていたモノが15日で20個売れた、とか 商品写真の数を増やしたら売れやすくなったとか、まとめ買い割引を実施したら成果があった とか・・・

やってみた推移を実績として、足りない部分を融資で賄いたいから貸してほしいという話なら筋が通りますよね。

つまり、借りるに値する理由と根拠が必要なわけです。

まとめます

融資=借りる 前にできる事は全てやる。

低料金や無料でできることも多いはずです。

サーバーを借りて実際にサイトを作ってみるとか、仲間内でもいいのでコミュニティを作って販売の方法や掲載方法を試すとか、意見を聞いてまとめるとか。

②貸す側が知りたい情報を事前に準備しておく

何に使うのか?お金を使うことによってどんな売上効果があるのか?いくら必要なのか?何年で返済するのか?(ひと月いくら返済できるのか?)

③見落としがちなこと

その事業で生活できるのか? 様々な支払いと返済後にいくら残るのか?

この↑↑質問は結構見落とし(軽視)してしまいます。自分が頑張ればいい というのは理解できるのですが、貸す側からすれば「そんなギリギリで大丈夫?」という単純で厳しい言葉が来ます。

実はその通りで、事業が長く続かない理由の根源になるからです。やってみないと判らない部分もありますが、ギリギリの場合、体調管理がうまくいかない事や判断が間違う事を引き起こす原因になってしまいます。

④その対策で使う7割~8割計算

売上予想は自分の予想より7~8割減で計算すること。これは一般的に通用する感覚です、平均を見るということ。この計算で成り立てば合格でしょう。

少なく見積もる勇気!人は過大に夢見るもの、そこに落とし穴があります。

事業継続の秘訣は、平均を見る目(俯瞰的に見る心)だと感じています。融資にもこの内容が必要ですので、参考にしてみてくださいね。

今回の記事は過去4回の融資経験を基に長くなりましたが、どんな業種にも当てはまると思います。

ではまた。

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