お店について

資金繰り表と資金調達

融資で使う資金繰り表

融資を申し込んだ事がある方にとっては

「あれか」

という反応でしょう

融資の時に使うものなので

そんなのあったっけ?

という程度かもしれません。

これだけは知っておきたい「資金繰り」の基本と常識 これだけシリーズ

独立開業を目指す方にとっては

「えーと、何ですか?」

という感じでしょう。

資金繰り表と検索すると画像でも確認できます。

  • 売上はいくらか
  • 経費はいくらか
  • その差し引きでいくら残るのか

単純にはそれだけです。

残った金額で払っていけるのか?

貸す方はそれが知りたいわけです。

 

事業資金と計画で書いたように

資金繰り表の「売上」の根拠も必要です。

  • どうやって売る
  • どうやって仕入れる
  • いつ売る
  • 需要があるのか

私のお店の場合

アルコールやソフトドリンク

が売るものの中心です。

どこから仕入れ、どう提供するか

何時から何時まで営業して

お客さんが来る見込みはあるのか

 

そんなのわかんないよ!

 

という声が聞こえて来そうですが

地域と人の流れで書いたように

出店する場所を見て回るのも大事です。

その行動から見えてくるもの

思っているのと違った現実

判断材料を探し出す努力は必要です。

頭の中だけの計画で、うまくいくはずはありません。

 

資金繰り表は、計画を客観的に見れるツールです。

毎月がどうなのか、1年はどうなのか、数年はどうなのか

しっかり考えて下さいよ

という表なのです。

 

資金繰り表は難しくない

飲食店の資金繰り表は難しくありません。

なぜそう言えるのか

それは、貸す方も理解できる分野だからです。

都道府県別飲食店数で見てもわかりますが

事業数も多く、飲食業を理解できる範囲

日常で見ることができるので判断しやすいのです。

 

その判断とは?

資金繰り表の売上の中身

もっと言えば

何をいくらで、どれくらい売るのか

その金額と数量を現実と照らし合わせる作業

が容易にできるのが飲食業です。

 

判断する部分をもう少し見ていきましょう。

 

商品の金額と妥当性

例えば、ドリンクの料金

オレンジジュース1杯500円、300円、100円

いくらが妥当なのか?

700円のオレンジジュースだとすると

どんなオレンジなのか、何が700円にさせているのか?

「大変珍しい品種の○○産で、本当に美味しいオレンジの生絞りジュース」

先日メディアでも取り上げられ、数量限定です。

これなら、出る可能性があります。

もし、一般的なオレンジジュースなら700円は高いと感じます。

ココです。

その金額の妥当性

かなり大きなグラスで、大容量オレンジジュース

これなら納得です。

 

お店で注文するものが市販より高いことは、みんながわかっている部分。

その高さと妥当性=納得してお金を出してくれるか

ココの考えをしっかり持ってみましょう。

 

メニューを考えるも参考にしてみてください。

 

私の店の場合、コーヒーは自家焙煎で8時間以上の水出し式

料金は1杯400円です。

しかし、バザーや地域イベント出店などの場合100円~200円です。

値段が落ちる理由は

外のイベントであり、耐熱紙コップでの提供で、お店で出すより若干少なめです。

この設定で納得してもらえます。

商品の金額と妥当性

「これならこの金額出せるね」

と納得してもらえる金額設定と環境設定。

 

これらを基に資金繰り表が出来上がり

貸す方も納得してくれます。

 

初めてお店を出す方にとっては面倒な作業かもしれません。

しかし、資金管理がしっかりしていないと貸してくれません。

 

と、自身にも言い聞かせながら

また書きます。

 

ではまた。

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