音楽とタイムトラベル
2016/11/22
音楽は最高の娯楽
昔から「娯楽」だった音楽。
器をたたく、手をたたく、声を出す。
リズムに乗れば、何だって「音楽」になっちゃいます。
言葉を覚える前の赤ちゃんだって、体が動きます。
人間の本能です。
威嚇や信号合図としての声とは違う能力。
声と声で奏でることができるのも、素晴らしい魅力。
能力は様々ですが、人間が生まれ持った能力を使って自由に表現できる音楽の一種が、そこにはあります。
多くの「モノ」がなかった時代から、この能力を出し合う作業は日常化していたはずです。
個々の能力を協調しながら出し合えば、自然と「音楽」になってしまう。
別で記述する「おしゃべり」もそうですが「娯楽」は身近で簡単にできなければ意味がありません。
みんなに備わっている能力を楽しく共有できる「音楽」は、現代でも未来でも息抜きや分起点としても重要です。
音楽をもって話を変えたり、気分を変えたり、場面が変わったり。
その重要さをどう使うか?
ただ流しているだけなのか、時間帯によって変えるのか、雰囲気で変えるのか。
DJについては別に記述するとして、そこに居る人々に対して音楽を操作しているのがDJです。
私の店では インターネットを使って お客さんにも音楽選択に参加してもらいます。
色々飛び越えて笑顔になれます。
音楽の力をもらえます。
娯楽を体感できます。
それをお店で実践してきて実感しています。
今は情報や事柄が溢れていて、そこに「音楽」も紛れてしまって、次から次へとタイムラインと共に過去記事のような扱いをされてしまいがちです。
今私達が聴ける音楽には様々なストーリーが隠されています。
歌詞への思い、曲構成までの葛藤や生みの苦悩。
その厚みを感じる事ができる楽曲が後世まで残る音楽だと思います。
聴く人の背景が相まって音楽のストーリーは、制作側から聴き手へと渡っていきます。
思い出が詰まった曲、よみがえる場面や時代。
タイムラインではなくタイムトラベルができる音楽。
さて、みなさんはどんな曲が今聴きたいですか?
聴きだすと止まらない
お店で誰かが懐かしい音楽をかけるとします。
それを聴いた他の人が同年代の別の楽曲をリクエストします。
(操作係は大変になってきますが)
雰囲気にもよりますが、このようにして連鎖していく場合は多々あります。
新たな発見があったり、思い出話が出てきたり。
非日常の空間でありながら過去の日常にも行ける音楽。
世代が変われば選曲の分岐が起きますが、興味を持つ人がいれば更に広がります。
音楽は世界地図や年表も兼ねているので、どこに行こうと決めるまでにキッカケが必要です。
そこに、世代の違う人がきて舵取りを少し任せれば、新しい世界が見えてくる。
音楽を通して止まらない旅があるのです。
短時間でもその旅に参加できれば非日常なのです。
今日も誰かと音楽の旅を愉しみましょう。
そして、次に行けるエネルギーにしましょう。
音楽最高。
ではまた。