ペットボトルキャップとリイサクルを考える
2017/01/12
エコキャップ運動を考える
みなさん1度は聞いたり見たりしたこと
あるのではないでしょうか。
一時期盛んに行われていたこの運動
ペットボトルのキャップを集めて、ワクチンに変えよう
というものでした
↓ホームページです
そして↓ワクチンを寄付する団体
この2つの法人が一緒になって行っていたものでした。
ところが
2つのNPO法人の間で2015年にちょっとした問題が出ました
↓
読む時間がない方の為に、まとめると
- キャップを集めて、売って、役に立てたい運動(エコキャップ推進協会)
- ワクチンを送る運動(ワクチンを日本委員会)
1が2に寄付する形で「エコキャップ運動」が展開された
というわけですね。
そして記事中にあったように、2が寄付を受けていないと言い出した・・・
結果、1は2に寄付するのではなく独自に動き出したわけです。
しかし、イメージはずいぶん落ちました。
1を運営する経費と充当費用に相当使われています。仕方ないことですが・・・
善意の9100万は使われてしまった。
(エコキャップ協会はワクチン以外の寄付も行っています)
追加情報
2017年1月11日 朝日デジタルに掲載されていました
- 2014年9月~2015年8月までの売却益の50%以上を、子会社を通じて理事長や一部理事らの給与に充てていた
- 事業費の半分過が身内に流れていた
- 理事長は2法人から毎月合計55万円を給与として受け取っていた
- 実際の寄付は事業費全体の約2割だった
2017年1月12日 朝日デジタルに追加掲載されていました
- 2015年8月に日本政策金融公庫から設備資金目的で1000万の融資をうけ、その半分を寄付に充てた
- 寄付の実績を見せたかった
- 意図的に騙したわけではない
という内容・・・・何を言われても仕方がない状況ですね。
今となっては、詐欺のような感じです。
なぜ、キャップなのか?
知恵袋を参考にさせていただくと
ペットボトルのキャップはポリプロピレン
本体はポリエチレン
それぞれ素材が違うのです。
そして、キャップというのは
- 小さい
- 集めやすい
- 大きさが同じ
この点が大きかったわけです。
ボトル側は大きさ様々ですからね
価格はどうなのか?
ペットボトルの買取をしてくれる会社は
各県や市町村に存在します。
また、市町村単位で集められた
「資源ごみ」は
町内会に現金で還元されています。
(毎年、町内の決算報告書に記載があります)
私の住む町ではそうですが、場所によって変わるかもしれません。
還元されてないにせよ、役所も
資源ごみは売ってお金に換える
という動きをしています。
だから、資源ゴミは無料で回収されるんです。
では、いくらくらいで取引されているのか?
検索で出てくるところから
大きく買取している↓会社
金額の表示にバラつきがありますが
原油価格に左右されるため買取価格は日々変わる
というのが事実です。
さらに
- 国内でリサイクルしている
- 海外に工場がある
と、その会社の状況によっても買取価格が変わってきます。
さらに、色で見ていくと
- キャップの大きさは一定だけど、色はバラバラ
- ボトルの大きさはバラバラだけど、透明
リサイクルする側からすると
- 種類で別けてある
- 洗浄されている
- 色が白に近い
この条件で買取価格が上がっていきます。
ということは、キャップよりもボトルのほうが価値が出てきます。
これからのリサイクル
リサイクルは継続性や実効性がないと意味がありません。
その意味ではキャップは手軽にできるリサイクルです。
私たちの周りを見渡すと
- スーパーで容器の回収
- 町内で資源ゴミの日
- コンビニのゴミ箱で分別
- クリーンセンター(市町村運営のゴミ処理施設)
- 自動計測機による古紙やペットボトルのポイント化
あらゆるところでリサイクルは進んでいます。
今ではエコキャップ運動に限らず
意識を持てばどこでも実践可能になりました。
集めたはいいけど、買取に出すまでの間の保管場所や
買取業者へ運ぶ交通費、もしくは引取に来てもらう運賃
そこも考えて動かないと、役に立てるだけの金額になりません。
エコキャップ運動が始まったのは2007年
その頃からすると、ずいぶん進みました。
近くでできることがあります。
お店もそうですが、事業所から出るゴミは産業廃棄物になります。
家庭生活からでる一般ゴミと区別されます。
(産業廃棄物についてはまた書くとして)
ゴミを考える、リサイクルを考える
なぜするのか?何のためにするのか?
できることは何か?
いま一度考えてみてはいかがでしょうか
ではまた。