お店について

店舗を改装する(営業しながら)

2017/03/16

 店舗を改装する事が決まりました

新店舗というより

改装してリニューアルする事が決定しました。

計画を変える勇気で書いた部分の続きになります。

決定版 自分でできるリフォーム&修繕大百科 (暮らしの実用シリーズ)

御食チョップって何?筆者は?で書いた、当初の計画を「改装」に変更しました。

その経緯と今後について書いてみようと思います。

 

 最低限、やらなければいけない部分を洗い出す

店舗の計画を進めるに当たって、希望や夢や欲が入り交じります。

予算は別にして・・・・

何でもそうですが「計画」は楽しいものです。

まるで、宝くじに当たったかのような

空想、妄想の世界

 

方向性がある程度固まったら

プロの意見を聞きます。

そして、現実が見えてきます。

  • 今の建物でどこまでできるのか?
  • 何を優先してやるべきか?
  • 何を省かなければいけないのか?

計画を変える勇気で書いた設計士に聞いたという部分です。

今回の優先順位は以下のようになります

  1. 外壁の撤去
  2. 下水道の整備
  3. 防水工事
  4. 設備変更

この順位になった理由は以下のようになります

  1. 外壁落下が増えてきた、見た目にも判るヒビ割れ
  2. 浄化槽が古く改善命令が出ていた
  3. 雨漏り箇所が出てきた
  4. メニューとお客様の増加による作業効率アップ

つまり、建物が古くなって、必要な補修箇所に

待ったなし

の状況になっていた!

という現実が大きくのしかかって来ました。

 

これまでの想像や空想や妄想は

泡のように弾け

弾けた中から出てきて、目の前に残った現実は

「急を要する事態」

であったわけです。

 

建物が古いと、必要な補修箇所は多くなります。

 

健全な状態で経営を続けていく事が前提なので

 

新店舗という夢や希望は、焦らず、後回しにする気持ちで

 

今回は、建物の補修と少しの改装 程度で落ち着きました。

 

予算と工務店さんと銀行さんの間

優先順位が決まったら

資金繰り表と資金調達で書いた計画を見直します。

工務店さんと銀行さんは決めていたので

あとは、その2者間の調整です。

どちらが先か?

今回は次の順番で行いました

  1. 計画に合わせて工務店さんに見積書を出してもらいます
  2. それを基に、銀行さんに計画を話します(事業資金と計画
  3. 融資に必要な書類や面談を進めます
  4. 融資の進捗状況を工務店さんに伝えながら、着工予定を絞り込んでいきます
  5. 結果が出たら、工務店さんに伝えて予定を詰めていきます

次に、今回の改装ポイントの1つ

改装工事の進め方

です

どのように進めていくのか

まず、工務店さんにお願いしたのは

営業しながらの改装

工事期間中できるだけ、お店を休まないでいいような計画をお願いしました。

どこから、どう進めていくのか

工事の順番や、お店側も「できるだけの協力」を約束しました

例えば、工事箇所の荷物の移動

あらかじめ作業する場所がわかっているなら

その場所の不要な物を移動させておく

早めに済ませておけば、工事の取り掛かりもスムーズになります。

また

現場責任者と次の日の作業行程について話しておくと

およその動きが見えてきます。

触られたくない物の把握や、作業通路になるであろう場所の確保など

お店側ができる事は積極的に行います。

 

そして

その先を見据えた提案

工務店さんと設備業者さんに

お店の「今後」改装したい部分を伝えています

次の展開へ向けた改装

今回はトイレを一部だけ改装していますが

今後はトイレを広くして、もう1つ追加したいと思っています。

それを伝えておくことで、給排水設備の仕様が変わります

今は1つだけど、将来2つになる

ということは

2つ目のトイレ設備工事を想定した仕様(配管等)

これをお願いするわけです。

そうすると、2つ目の工事に余計な費用が掛からなくて済みます。

 

ガスもそうです

しばらくは2口で済むけれど、いずれ3口、4口必要になってくる

と想定した場合

その事を伝えておけば、業者さんはその仕様で進めてくれます。

 

(まとめ)明確な方向性

今回の改装は

  • お店を休まずに改装を進める
  • 先を見据えた依頼
  • 協力態勢

この3点です。

改装をして、どういう展開にしたいのか?

その先をどう考えているのか?

しっかりと方向性を示す事ができれば

工務店さんも、業者さんも

「じゃ、こうしましょうか」

という提案やアイデアが出てきます。

そこはプロの部分、流石です。

 

 

先のことなんてわからない・・・

 

それも事実

 

でも想定できる範囲で方向性を示すことができれば

 

自信へのモチベーションにもつながります。

(やらなければいけないよね・・・と自答する)

しっかり考えていく事で、現場で出てくる疑問にも応えていけます。

 

お金の掛かることですから

しっかり見据えて

しっかり吟味して

業者さんと進めていく事が大切です。

 

これを書いている時点で、構想から8か月が過ぎようとしています。

DIYとは規模も経費も違うので

時間はかかってしまいますが

  • 構想から予算組
  • 融資から着工
  • 完了後の展開
  • その先の展開

この流れは、独立(事業)だからこその醍醐味でもあります。

独立するとはどういうことかでも書いています。

 

追加報告:改装工事中での営業はどうなのか?

①デメリットから書きます

工事は9時~18時で進んでいます。(日曜は工事休み)

片付け等で作業員さんが出ていくのが18時30分くらいになる事もしばしば

トンテントは19時オープンですので

店舗スタッフと作業員さんが入れ替わりになる感じです。

 

まず

工事中である事を告知する貼紙の作成

  • 足元に注意してもらう事
  • 工事期間中も営業を行う事
  • 休む場合の告知は貼紙とFacebookで行う事

この3点を告知しています。

 

そして

作業の邪魔になる物(カウンターの椅子や備品など)

を営業終了後に移動させています。

 

次に

日中に買出しを行うのですが、冷蔵品を収めるために作業中の店内へ入らないといけません。

 

最後に

営業前に現状復帰作業と掃除が待っています。

 

同時進行ではこのような「手間」(デメリット)が増えます。

 

しかし、効果もあります、②メリットとして

 

改装経過が日々、目に見えて、わかるので

お客さんは、お店に来る楽しみが増えます。

どう変わるのか?

どうしていくのか?

たくさん興味を持ってもらえます。

「次来るのが楽しみ」

という言葉も多くいただいています。

 

そして

外壁補修等もあり、建物全体に足場が掛かっています。

出入りはしにくくなるのですが

逆に、目立つ存在になり

今まで素通りしていた人が、気に留めてくれます。

上に書いた

「工事中である事を告知する貼紙」

も宣伝効果の役割があるようです(←勝手に思っているだけかも・・・)

 

結果

お客さんの数は例年に比べて若干増えています。

 

不安や面倒もありますが、今回の選択は良かったと思っています。

 

改装もイベント

 

だと勝手に思っています(笑)

 

 

続きはまた書きます。

ではまた。

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