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飲食店の経営は難しいのか?

 飲食店の経営と廃業率

今回はシビアな話

廃業のすゝめ

飲食店の廃業率

で検索をかけると

色々出てきます。

数字だけで見ると

  • 1年以内が35%
  • 2年以内が15%
  • 5年以内が21%
  • 10年以内が17%

と、出てくるわけです。

10年以内だと88%の割合で廃業しています。

 

飲食店を経営している者として背筋が伸びる思いです

 

お店を辞めてしまう①で書いたように

私の地域でも入れ替わりが多いです。

町内単位の小さい地域ですので

本当にそう感じます。

一時は空き店舗が無い状態でしたが

現在は6店舗が空いています。

 

徒歩圏内(1.5キロ)でみると

約半年に1店~2店の割合で

どこかがオープンし、どこかが閉まる状況。

 

しかし

すぐ近くに、長く続いてるお店があるのも事実

20年30年と続いてます。

私のお店もそうなれるのでしょうか

 

そして

 

その先は?

 

と考えてしまう自分もいます。

 

このブログを通して

様々な事を思い起こし、再認識しています。

 

廃業の理由

辞めた理由を公表するお店は

ほとんどありません。

飲食店 廃業 理由

で検索すると

それなりに出てきます。

「そうかもなぁ」

と納得する内容でした。

  • どこに出すか
  • 飽き
  • 最初にかかる経費
  • 毎月かかる経費
  • スタッフが見つからない
  • 人件費

たくさんの要素の積み重ねが

1年2年と経っていくうちに

だんだん、しんどくなるんです。

 

自分ひとりでも、できるんだけど

売上に限界が出てくる

 

体力や状況の変化で売上が左右される

 

例えば

  • 家族のケガや病気
  • 自身のケガや病気
  • 食中毒など事故や天災
  • お客さんとのトラブル
  • 近隣とのトラブル

身近で起こり得る状況ばかりです。

その影響で出るちょっとしたダメージ

そのダメージを引きずる経営

追い打ちが無ければいいのですが、あったりするんです。

 

ダメージは付き物

「うわ、こんなことあるんだ!」

ということ

本当にあるんです。

私のお店で言えば

殺人未遂事件を起こす直前まで犯人がお店に居た

というのがありました。

その犯人は元々警察がマークしていたらしく

お店から出てすぐの場所で職質され

もみ合いになり警察官を刃物で刺し逃走

後日捕まりました。

一時全国指名手配になったのもありますが

店内の捜索、証拠品の押収作業、その押収品への同意、聞き取り・・・

警察と鑑識の出入りは数時間に及びます。

当然、近隣からも怪しい目でみられ

しばらくは尾を引いた感じでした。

 

ダメージから上がるチカラ

ダメージからの回復には時間がかかります。

心の支えや日々の営業の支えは、やはり

常連さん でした。

「どうだった?」

「大変だったね」

そういう言葉と、いつもの顔ぶれ。

ありがたい存在です。

 

事件に巻き込まれた感じ

これを払拭するには、時間しかありません。

 

その時間は誰にも計れません。

ただただ営業していくしかないのです。

 

大きな追い打ちが無かったのも幸いでした。

 

私が伝えたいのは

 

巻き込まれた にしろ

起こってしまった にしろ

 

経営をしていると、いつでも起こりうる状況なのです。

 

そして、その後にどんな状況で続けるか

 

精神的な強さは必要です。

 

10年以内の廃業率88%

 

そこに入らないためには、覚悟が必要です。

飲食店をやろうと思っている方

興味のある方

入りやすい業態だからこそ、辞めてしまう確率も高いのです。

 

誰だって最初から強くないし

覚悟だってできません。

私もそうでした。

 

少しづつ、積み重ねて今に至ります。

 

今でも持っている不安や先の状況

この緊張感を大切にしていきたいと思います。

 

では

どうやってきたのか?

覚悟ってどんなの?

 

これについては次回書きます。

 

質問などあれば気軽にメッセージ下さい。

気づき次第返信させていただきます。

 

ではまた。

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