台風とお店
2016/11/22
台風情報が出ると、お店はどうするのか?
日本に暮らす以上、上手に付き合っていかなければならない自然との共存。
台風が来ない年はありません。
台風発生数で調べてみると、多い年で39、少ない年で14でした。
日本への接近数を調べてみると、多い年で19、少ない年で4でした。
(気象庁のホームページから引用させていただきました。)
台風情報の何をみますか?
進路や大きさ、他地域の被害情報などでしょうか。
コンビニなどは、よほどの災害などがない限り閉める事ができません。
しかし個人商店や飲食店はスタッフの状況、仕入れの状況などによって左右されます。
どの段階で判断するのか?
みなさん迷うところですね。
周りの状況をみて判断する という方も多いと思います。
私の店は不思議な事に、天気が悪いとお客さんが多い傾向にある のです。
でも台風情報が頻繁で接近が明らかな場合は当然少ないです。
スタッフが来れない状況、帰れない状況も考慮して、早く閉める判断も重要です。
休めない職業の方々からすれば
「自由に休めていいな」
となるようです。
確かに、個人店の場合は自由がききます。
それに魅力を感じて独立する方も多いと思います。
営業ができない と考えると、自由さより「参ったなぁ」と呟きたいです。
私の場合は 開ける前提 で情報を精査し、判断します。
台風の日はどんなお客さんが来るのか?
それは、近くの方 です。
天候が悪化しても、なんとか帰れる範囲内に住んでる方 ということです。
地元の方々が来るお店 です。
台風が接近しているのに、出歩くの?と思いますが、不安もあるのでしょう。
お店は情報収集の場所でもあります。
タクシーで来た方、JRで来た方、バスを使った方、代行で来た方・・・
お客さんに、それぞれの情報を伺うと周辺がどうなっていたのか がリアルな情報として聞けます。
メディアの情報ではなく、周辺の今を知ることができる。
それはお店のメリットです。
開けていたからこそ聞けるのです。
このライブ感は野次馬にも似た、臨場感と高揚感が混ざっています。
「外どうでした?」「雨どんな感じでした?」
見知らぬお客さん同士でも 台風が近づいている という環境下では話し易いのです。
しかし、災害となれば情報をしっかり把握し無理な外出は控えるべきですね。
お店の形態によってはマイナスに
今まではカフェバーの経験を基に書きましたが、開けなかったほうが良かった・・・とならないように注意が必要です。
新しいお店は建物の上部に位置するので、これまでのようにはいきません。
テラス席を作る予定なので、雨風の影響を受けやすいです。
台風の日に開けて、お客さんが来なくても経費は掛かります。
予約があってもキャンセルになります。
様々な覚悟と考慮を重ねて計画していかないと、天気次第で営業が左右されるという結果になります。
台風接近は毎年10回程度と考えて、経験しながら判断基準を決めていきます。
テラス席、建物上部は初めての経験です。
これからお店を考えている方の参考になるように、少しづつですが綴っていきます。
またお願いします。