トイレは何を語るのか
2016/11/22
トイレとは何?
英語では Rest Room で通用します。
また Dress Room と表記されているところもあります。
男性と女性では 前述の後半で述べた部分にも共通しますが 使用目的に違いがあります。
身だしなみを整える場所。
カフェバーを営んでいるとよく見えます。
お酒が入るとなおさら、女性の場合は化粧直しや身なりを見直す場所と、その時間を確保する場所。
例えば、カウンターで女性が飲んでる時に、近くに居た男性客からお酒を勧められ、会話を始めます。
時間が経つにつれ、その状態がみえてきます。
いい雰囲気か、そうでもないか。
慣れた女性の場合、うまくかわす方法としてトイレに立つという行為をします。
また店員さんに水を注文するタイミングも同時に行い、助けを求める事もあります。
女性へのアプローチの仕方や好まれる男性については、また別の機会に書きます。
ここで言うトイレは、時間を作って一息つくため、お互いにです。
番組でいうところのCMみたいなもの。
店側はそこを読み取って、残された男性に声をかけます。
逆に声を掛けられる時もあります。
トイレに行く事で流れが変わったり、冷静になれたりできます。
Rest Room の意味が出ています。
トイレの広さ
カフェバーを作るときに一番お金が掛かったのがトイレでした。
やはり正解でした。
清潔感と一定の広さ、非日常の延長。
どんなにカッコイイお店でも、雰囲気のいいお店でもトイレが狭く、みすぼらしいと入った時に小さなショックが生まれます。
用を足す場所、引けを取ってはいけません。
掃除のし易さも必要です。
気持良いトイレは店の評価に大きく関係します。
かつて、先輩が和食居酒屋を出してて何度か行きました。
その店の自慢の1つに トイレにエアコンがありました。
驚きと疑問符が付いたのを覚えています。
現在そのお店はありません。
そこまでの必要はありませんが、ある程度の広さと最低限の設備のあるトイレ。
余裕の感じられるトイレは2帖ほど。
次のお店にも2帖をベースに男女兼用を作りたいです。
トイレを気にかける
ペーパーの残量やごみ箱のチェック、床や便器を拭く必要があるかどうか。
忙しい時はどうしても後回しになってしまいます。
常連のお客さんに教られる事もしばしば・・・
逆に、トイレを気にできないくらい忙しかったんだな、と営業後に思う事もあります。
そして、トイレを汚したお客さんがいた場合、掃除のタイミングができたなと思ってやります。
結局トイレはきれいになるわけです。
捉え方次第ですが、様々な方がトイレの掃除やあり方に言及されているように、今までの経験からしても同感なわけです。
飲食業界に入って15年、独立して10年、やっぱりそうなんです。
トイレは重要なのです。
お店にとってもお客さんにとっても。
またお願いします。